戦略の基本は、【非戦】【非攻】【非久】

今回、超訳孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール田口佳史著を読破した。 
簡潔に要約すると、戦略の基本は、【非接戦・非攻・非久】である。
この書籍には、下記内容が記載されていた。
①「自分が優位に立って事を運べ」~メリットの提供。得手、不得手を利用。相手の弱点攻撃。
②兵は国の大事にして、死生の地、存亡の道なり。
③悲観的に準備して、楽観的に行動
④勢とは利に因りて権を制すなり。 
~相手を威圧して勝ちを諦めさせる常套手段に対しては、威圧せず勢いでぐいぐい押すと、戦う手立てがなくなる。
兵は詭道なり
~バカになると、どんな相手も無防備になる
⑥自分の実力強化に努める事が、戦う者の本道である。
⑦何を武器に戦うか?が大事!
⑧セカンド能力を駆使し、ファースト能力をサブで使う事。でないと、競争相手が多すぎる。
⑨兵は拙速を聞く→いち早く仕掛け主導権を握る

⑩戦わずして勝つ
⑪非戦、非攻、非久
⑫防御は最大の攻撃なり
⑬【勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む】→勝つ方は先に勝つという見通しがたってから戦い、一方、負ける方は戦いを始めてからどうやったら勝てるかを考えている。 
⑭夫れ兵の形は水に象る→相手の本心をた引き出せ
⑮智者の慮は必ず利害が雑う。
→物事は利害の両面から考えろ

家康は、信長と異なり、【非戦】【非攻】【非久】であった。だからこそ、関ヶ原の戦で容易く大勝利し、300年に亘る徳川政権を維持出来たのである