雑草という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか?
今、コロナが蔓延している。感染力が強い変異株までが、蔓延し出現している。
正に、予測不能な時代である。いつ、どこでコロナに感染するかも分からない。
コロナにより、景気も悪化している。
環境が変化する時代をどう生きるべきか?を悩み続けている日々である。
予測不能な時代、環境が変化する時代をどう生きるか?
この悩みを解決する糸口になるかも知れないと思い、今回、表題の書籍を読破してみた。
結論として、この書籍には、最後に勝つ事が一番重要であり、その為には、勝つ事より負けない事が一番大切という主旨が記載されていると痛感した。
この書籍を簡潔に要約すれば、下記の通りである。
勝つ事より、負けない事が一番重要なのである。
生物の世界で重要なことは、オンリーワンであることだ。隣の生物の戦略を真似しているだけでは、激しい競争に巻き込まれ、勝者にはなれない。
1。雑草は、自らの弱味を避け、強みだけ、で勝負する
2、シンプルさを目指せば、スピードやフレシキブルさや困難を乗り切るレジリアンス等、付加価値を生み出す
3、【ブルーオーシャン戦略】競争のないブルーオーシャン戦略とは、シンプルさを目指しながら高価値を目指す理論である。
4、出来るだけ戦わない、勝てる所で勝負する
5、安易な価値付けせず、多様性に価値付け、何に価値があるのかが分からない予測不能な変化
6、雑草性とは、環境の変化に適応する事である。
7、雑草にはスピードと潜在能力があり、来るべき好機の為には潜在能力が必要なのである。
8、雑草魂とは、大切なことを見失わないことである。
9、勝つ事でなく負けない事が一番重要なのである、。
具体的には、下記の通りに記載されている。
・自然界は、厳しい競争の世界である。
激しい生き残り競争が繰り広げられ、そこを勝ち抜かねば、自然界に居場所は与えられない。
・競争を避けて生き残る戦略が、一番重要なのである。→そこが、ナンバー1でオンリー1の居場所なのである。
・善き戦う者は勝ち易きに勝つ者なり。
・【コア・コンピタンス】が一番重要である、
コア・コンピタンスとは、他者を圧倒的に上回る際立った真似出来ないような核となる能力である。
得意な所で、勝負するべきである。
・ニッチとは、ナンバー1になれるオンリー1の場所を見つける事である。
・強さとは弱さを知っている事である
・競争に勝つことは簡単ではない。戦わない戦略が重要なのである。
・チャンスは準備された心に降りたつ。
・次々に変化する環境に、対応する適応力が必要なのである。
・高くなく広くなく深くなることが、一番重要である。
真の実力とは、見えない所にある
・数多くのチャンスを見つけては、小さなチャレンジを繰り返し、その数多くの失敗の中に成功を見つける
・雑草は答えの分からない環境に置かれている為、多様性を持つ
家康も、雑草のような人生ではないかと思う。
信長の配下となり、秀吉の配下となり、関東に移封され、次々と新たな環境に負けないように、次々と取り組んできた。
だからこそ、最後に勝てたのである。